SWOT分析とクロスSWOT分析
前回の記事でSWOT分析について少し触れましたが、今回はSWOT分析のやり方とクロスSWOT分析についてです。
SWOT分析とは
Strength 強み
Weakness 弱み
(内部環境分析)
Opportunity 機会
Threat 脅威
(外部環境分析)
と前回の記事で紹介しました。
ではSWOT分析のやり方とそれをマトリクス(表)にした戦略の導き出し方【クロスSWOT分析】について説明していきます。
まずは、SWOT分析です。
↓の図をみてください。
図の【強み】「健康志向メニュー、仕入れる品は全て国産物、特許、独自技術を持っている」というような感じで書き出します。
そして同じように全て、リストアップしていきます。
すると自社の強み・弱み・機会・脅威が把握できます。
続いてクロスSWOT分析です。
クロスSWOT分析は、SWOT分析をマトリクスにして具体的な戦略を導きだすための分析です。
マトリクスにすると↓図のように、強み、弱み、機会、脅威で4つの戦略が導きだせます。
強み×機会 → 積極的攻勢戦略
事業機会を自社の強みで最大限に活用する
強み×脅威 → 差別化戦略
自社の強みで脅威を切り抜けていく。
弱み×機会 → 改善戦略
自社の弱みの克服が可能であれば、機会をみつめ取りこぼしをなくす。持久戦。
弱み×脅威 → 回避戦略
最悪の事態を避けることに注力する 。
以上がクロスSWOT分析です。
SWOT分析では自社と自社を取り巻く環境について、ポジティブ面、ネガティブ面を分類・整理しただけに過ぎないためSWOT分析を使って戦略まで導き出すにはクロスSWOT分析まで行う必要があります。