SWOT分析「事業戦略の選択のための環境分析」
具体的な事業の戦略を選択するためには自社を取り巻く環境の分析が必要となります。
事業には会社の外側の環境と、会社の内側の環境があります。その環境を分析することをそれぞれ「外部環境分析」「内部環境分析」といいます。
外部環境分析では「機会」と「脅威」の分析を行い、
内部環境分析では「強み」と「弱み」を分析します。
「機会」というのは、利益をあげられる市場があるかどうかです。
これを分析するのには、
①不足しているものを供給する
②新しい方法、優れた手法で供給する
③新しい商品やサービスを供給する
この3点を分析します。
この内の、どれかにあてはまれば、マーケティングの機会はあるということになります。
一方、「脅威」は、売上や利益を下げるような傾向や、環境の変化がありえないかといこと。
良い側面の機会と同時に、悪い側面の脅威も分析が必要となります。
しかし、外部環境分析で「利益をあげられる機会がある」と分析できても、自分達の事業でそれを活かせるとは限りません。
以上が外部環境分析についてです。
続いて
自社にとって有利な内部的要素を「強み」、不利な内部的要素を「弱み」として分析することを、内部環境分析といいます。
このように、「機会」「脅威」「強み」「弱み」から内部環境と外部環境を分析する手法は、SWOT分析と呼ばれています。
SWOTとは英単語の頭文字をもったものです。
Strength 強み _
| 内部環境分析
Weakness 弱み  ̄
Opportunity 機会 _
| 外部環境分析
Threat 脅威  ̄
以上がSWOT分析になります。
次回はSWOT分析のやり方とクロスSWOT分析について紹介していきます。