ターゲットを絞る(S.T.P)
どんな会社であれ、すべての人のニーズに応えることはできません。世界中の人の衣食住その他すべてニーズに応えている企業は存在していません。どの企業も世界中の人の中からターゲットを絞っているはずです。
トヨタは「自動車市場」、パナソニックは「電化製品市場」にターゲットを絞っています。大企業ですらそうなのですから、中小、零細の会社ならなおさらです。
ターゲットを絞らなければ、そもそもマーケティングはできません。なので、ターゲットを絞る必要があるのです。
そのためには欠かせないものがあります。
【STP】です。
STPとは?
S、セグメンテーション
T、ターゲッティング
P、ポジショニング
S、セグメンテーション
ターゲットを絞るために、まず市場全体を細かく分類(セグメント)していきます。これを【セグメンテーション】(市場細分化)といいます。
T、ターゲッティング
次に、そのセグメントの中のどれを標的市場(ターゲット・マーケット)とするのかを決めます。これが【ターゲッティング】です。
P、ポジショニング
ターゲットを定めた後に、さらにその市場でのポジション(立ち位置)を決めます。これを【ポジショニング】といいます。
このセグメンテーション、ターゲッティング、ポジショニングの3つのプロセスを、それぞれの頭文字をとって【STP】と呼びます。
市場を細分化し、ターゲットを絞って、ポジションを決めるというのが【STP】です。